住宅について思うこと
震災の影響は色々な所で出ていますね。福島第一原発もこれからどう処理されていくのか
全然わからないところです。これ以上悪化しないのを祈るばかりです。これから夏に向けて
電力が益々不足してしまう恐れもあります。最近の住宅は自然の風を取り込むという考え方
より建物内部を電化製品により暖めたり、冷やしたりという傾向にあるような気がします。
それにより窓がかなり小さめな住宅があちこちに見られます。夏になり風を取り入れること
が出来ず、エアコンを使用する頻度が多くなってしまうのではないでしょうか。長い目で考
えると人体にとって機械による換気、冷暖房は決して良いものだとは思えません。建物に
とっても同じことが言えます。プランするときに自然の風をふんだんに取り入れられる計画
をしていくことが必要だと思います。まして建材等を多く使用する場合は絶対条件だと思い
ます。出来る限り自然素材を使用し、自然換気が出来る計画をしていくのが望ましいのでは
ないでしょうか。これからもお施主様が健康で毎日を気持ちよく生活出来る住まいを建てて
いきたいと思います。
無垢を扱うには知識と経験が必要になります。木の種類だけで使い分けるのではなく、
一本一本の性質を見抜き使用していかなければ不具合が生じます。一人前の大工になる
には相当の修業・年数が必要で、また経験や知識を持った熟練の職人の指導が必要にな
ります。無垢が見直されてきた今、それを扱う職人の技術も見直されていかなければな
らないと思います。家は単なる箱ではありません。結局どんなに新しい物を取り入れて
も基本がなければ形だけのものになってしまいます。これからも地道に真剣に取り組ん
でいこうと思います。
瓦施工
K様邸も屋根下地が終わり、瓦作業に入りました。
瓦の施工により風格も出てきました。
玄関は銅板仕上げになります。
あらためて瓦屋根の落ち着きとその良さを実感しました。
お施主様も「こんなに良くなるとは思わなかった！」と
喜んでいました。
これから二回目の検査を受けます。
青梅教会
青梅でお世話になっている教会建築も木工事が終わり、仕上げ工事に入りました。
外壁は下塗りが終了し、そとん壁で仕上げていきます。
内装は、無垢で床材に ｢ナラ｣ 、腰壁には ｢マツ｣ を使用しています。
また窓枠・階段材・カウンター等には ｢タモ｣ を使用しています。
礼拝堂部分も梁の見える豪快な吹き抜けとなっています。これから仕上がっていくのが
凄く楽しみです。
講壇上部のアールも 下地が終了し、仕上がってから ｢タモ｣ で造る十字架
が取り付けられます。
４月完成に向けて工事を進めています。どっしりとしていて落ち着きがあり、
快適で、とても綺麗な教会に仕上がっていくと思います。
前橋K様邸上棟
先日前橋にて上棟を行いました。生憎の天気でしたが、無事棟上げが
出来ました。昔から雨降って地固まると言うように、これから益々繁栄さ
れるのではないでしょうか。
作業場にてきざんだ梁もしっかりと組み上げました。
職人の手により丁寧にきざまれた太い大黒柱と梁ががっちり家を支えてくれます。
見上げた景色は凄く豪快です。
丸太の梁は仕上がっても見える箇所と屋根裏で見えなくなる箇所の両方に使用されます。
家全体ではなく部屋によってこういう雰囲気の場所があるのも良いのではないでしょうか。
これから職人皆で力を合わせ丁寧に仕上げていこ
うと思います。
前橋Ｋ様邸 ２８日上棟
きざみも終わり、いよいよ上棟です。
これから前橋まで材料を運搬します。
Ｋ様邸は、和風平屋建てで、屋根は入母屋です。
これからブログにて現場の進行具合をお伝えしていこうと思います（＾－＾）
和風住宅は高額というイメージがあるかもしれませんが、実際のところ
現代風住宅と変わりありません。興味ある方は是非ご相談ください！
風格があり、時代の流れに左右されず、住む人の心を癒すお住まいに
なると思います。
